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守屋 孝洋さん

株式会社中国銀行
経営学部 2017年度卒業(岡山県出身)

経営と環境の2つの視点が
強みになる

事業規模拡大や成長のために、取引先の強みや弱みを分析し、それを踏まえたうえで融資などの提案を行います。その際、マーケティングの講義で学んだSWOT分析が非常に役立ちます。SWOTとは外部・内部それぞれの強みと弱みを把握し、どの部分に手を加えていくか考察するものです。また、これからの社会で企業が発展していくためには環境への配慮も必要になるため、経営と環境の視点を持っていることは私自身の強みになっていると思います。日頃から社会のトピックスに関心を持つようにしています。顧客の業種は様々なので、関係のある分野について知っておくことで融資提案へつなげることができます。

会話の中からニーズを把握できる
コミュニケーション力を身に付けよう

顧客と話をする中でニーズを発見し、提案につながることもあるため、コミュニケーション力が求められます。先輩から、日経新聞に目を通しておくことで顧客との話題作りになるとアドバイスをいただきました。為替や株の値動き、その変動要因について自分なりに考察することで説明にも説得力が増しますし、自分自身の相場観を養うこともできます。また、話す内容だけでなく、言葉遣いや礼儀作法、マナーは欠かせません。しっかりと信頼関係を築けるよう取り組むことで今後の取引の深耕を図っています。

まずは挑戦することで経験を積み
スキルアップをしています

顧客の置かれている状況は様々なので、成功した提案が他の顧客にも当てはまるわけではありません。最初は、納得のいく提案をすることは難しいですが、だからこそ挑戦することを忘れないようにしています。分からないなりに挑戦する中で基礎を身に付け、場数を踏んで経験を積むことで応用力を養っています。それを繰り返し、専門的な知識を深めることで柔軟に思考できるようになると思います。学生のうちは経験を積むことは難しいですが、講義や課題を通してプレゼンテーション力や相手に伝わる表現力を養ってください。アルバイトでは社交性、礼儀などを身に付けられるので、経験しておいて損はないと思います。

卒業生からのメッセージ:2020年10月撮影