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石井 秀空さん

環境学部3年
(福岡県出身)

幅広いジャンルの学びで
環境への理解が深まる

環境学部には幅広い分野の先生が在籍しています。元々関心があった森林環境保全以外にも、微生物や生態系など幅広い分野の授業を受けているうちに、鹿や猪といったジビエやヌートリアなど外来種の研究がしたいと思うようになりました。外来種は、一般的にはマイナスイメージが強いと思います。しかし、外来種がいることで生態系が保たれたという数少ない例もあります。そういったことも含め、あらゆる角度から研究を進めたいと考えています。関心のある分野を多角的に学ぶことができ、そこから興味のある分野がどんどん広がっていきます。哺乳類や鳥類について専門的に学んでいる友人もおり、毎日刺激を受けています。

オーストラリアへの留学で
コミュニケーションの大切さを実感

オーストラリアに留学したことは私の意識を大きく変えました。言語も食生活も環境も全て違う国での生活に最初はすごくとまどいました。相手は日本語が分からないので、自分から接点を持たないと話すこともできません。コミュニケーションの大切さを改めて感じることができました。留学中に行ったフィールド演習では日本では見たことのない植物や新たな生態系を知ることができ、非常に勉強になりました。また、サークル活動では学部の垣根を越えた仲間を作ることができます。祖母が茶道の先生ということもあり、小学生の頃から茶道を習っています。現在、大学では茶道部に入り、部長をしているのですが、たくさんの部員たちと「この授業が面白いよ」といった情報交換を頻繁に行っています。

将来は大学での学びをしっかり生かし
地元で地域活性化に貢献したい

将来的には大学院に進学し、卒業後は地元の福岡県で地域活性化に貢献することが夢です。鳥取県で起業している方から経験談を聞くことができる「鳥取グリーンベンチャー」という授業で、公務員の方からお話を聞く機会がありました。公務員と狩猟の関係性について質問したところ、福岡県うきは市が狩猟やジビエに力を入れているということを教えていただきました。自分でも調べたところ、糸島市に九州大学がジビエ研究所を設立していることを知りました。ジビエで地域活性化を行い、週末は狩猟に出かけることができたら嬉しいなと今から夢を描いています。夢の実現のためにもこれから専門知識をしっかりと身に付け、外来種の有効活用を視野に入れつつ研究に力を入れていきたいです。

先輩からのメッセージ:2020年12月撮影