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能登谷 悠生さん

環境学部4年
(北海道出身)

SDGsに関する科目、活動が充実
国際的なシンポジウムにも参加

本学には「SDGs基礎」や「循環型社会形成概論」といったSDGsに関する科目があり、学部を問わず、全学生が受講可能です。私はSDGsに関する甲田先生のゼミの活動にも興味があり、「環境教育ネットワークENO」に2年次から参加させてもらっていました。本部はフィンランドにあり、植林活動を主体としています。今年、国際的にオンラインで同時開催されたシンポジウムに出席させてもらったのですが、たくさんの国の方がいて、各国の取り組みを聞くことができたのは、環境に対する知識を深めるのにとてもよい機会となりました。今後は日本では身近に感じることができない、飢餓や貧困についての実情を調べて、改善するために何かできたらいいなと思っています。

ゼミ活動に積極的に参加することで
なりたい自分に近づいた

学生は社会人に比べ時間的な余裕があるので、趣味や勉学に励んだり、気の合う友達と遊んだり、今しかできない体験をすることができます。私は、甲田先生のゼミに所属したことで、とても有意義な時間を過ごすことができています。鳥取県鹿野町との地域連携活動で、年に一度のお祭りの際に「プチ・ホイリゲ!(田舎のパブ的なもの)」を実施したり、地域の子どもたちに向けた節分パーティーで環境教育ボードゲームを行ったりしました。地域の方々と何度も話し合いを重ね、指導やアドバイスを受けながら草刈りや様々な活動を行い、かつては田んぼだった空き地を地域の方々と観光客、若者との憩いの場、交流空間の場に蘇らすことができました。また、関西広域連合協議会による大学生との意見交換会には、鳥取代表として出場。「大阪・関西万博を契機とした地域創生」をテーマに地域活性化についてプレゼンテーションを行いました。こういったゼミ活動に積極的に参加し、たくさんの方の意見を聞くことで、「そのような考え方もあるのだな」と物事を多角的に考えることができるようになったと思います。

▲鳥取県鹿野町でのイベント「プチ・ホイリゲ!」

▲学生がデザインしたオリジナルラベル

心理学に関わる学びを
教員になって現場で役立てたい

私は理科の教員になりたくて、本学を目指しました。SDGsのほかに心理学にも興味を持っており、グループダイナミックスや環境心理学を学んでいます。グループダイナミックスというのは、一つの集合体を改善していくのに、外部から影響を及ぼして状況改善を目指していくという考え方。地域の課題を解決するのにも役立っています。学んでいるうちに、将来的にはこのグループダイナミックスや環境心理学を教育の現場でも活用できないかと考えるようになりました。自然の大切さや環境問題への意識が高まるアクティビティを企画して、子ども達に気づきを与えるようなことをしていきたいです。今後は地域の方ともっとたくさん交流していきたいと考えています。

先輩からのメッセージ:2020年12月撮影