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髙村 ゆず子さん

環境学部(沖縄県出身)

学生の視点を大切に
キャンパスデザインを提案

大学のキャンパスデザインを提案するプロジェクト研究に取り組みました。学生の視点を大切にして、最終的に3つの提案をまとめました。まずは人の流れを調査する中でバスの利用者が多いことに気づき、濡れずに通行できる「雨除けの遊歩道を作ろう」という提案を行いました。
2つ目は「グランピングテントを設けよう」という提案です。鳥取は雨や雪が多いため、寒い時期でも外で遊ぶにはどうすればいいかと考えました。そこでグランピングという提案につながりました。
そして3つ目は、「四季が見える植物を植えよう」と提案しました。キャンパス内には在来種が少ないことを知り、春夏秋冬が感じられる植物を植えてはどうだろうかと考えました。

学部、学年を超えた
視点の異なるメンバーと協業

私のチームは学部も学年も違う6人のメンバー編成でした。環境学部の学生は植物や天候など自然環境寄りの視点で物事を考えるのに対して、経営学部の学生は人流、経費、使用目的などに目が向く、と視点が異なることがとても面白かったです。また2年生はすでに一度プロジェクト研究を経験しているため、「ここはもう少し深掘りした方がいい」といったアドバイスももらえて役立ちました。
みんなで活発に意見交換しながらいろいろ調べる中で、気づきもたくさんありました。例えば学内に階段が多いことを不思議に思っていたのですが、それにはバスからの大量の人流を分散させる役割があることがわかりました。調べることで発見がある、という貴重な経験だったと思います。

自分にできることは?
チームの中で役割を認識

プロジェクト研究を通して、大学では自ら積極的に動くことが大切だということもひしひしと感じました。やりたいことをやるのも大事ですが、チームの中で自分には何ができるかを俯瞰し、得意なことを見つけることも必要だと思います。私は提案内容の完成予想図を描くことを担当しましたが、パワーポイントで資料を作ってくれた同級生もいます。そうやってそれぞれが得意分野を活かして一つのことを成し遂げるという、今の時代に必要なチームワークを学ぶことができました。
一方、本学で行われているSDGsカフェでは、私自身がリーダーとなって昆虫食を体験する企画を行いました。これからも積極的に動きながら、たくさんの人と出会い、大好きな読書からも多くを吸収して、学び続けていきたいです。

先輩からのメッセージ:2023年1月撮影