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森中 亮多さん

2021年度 環境学部卒業(香川県出身)

「鳥取の山を守りたい」という思いで、
林業を支える公務員に

森林荒廃や林業に対して問題意識を持っていました。1年次から毎年、鳥取や地元香川で行政のインターンシップに参加したり、鳥取県内での植栽の手伝いをしたりしてきました。林業の方と知り合い話を伺ううちに「鳥取の山を守りたい」と思うようになりました。より多くの方や自然を守ることができる仕事は何だろうと考え、鳥取県庁を志望しました。就職活動に不安を感じることがありましたが、就職支援センターの職員の方や公務員を目指している友人たちの支えのおかげで念願の就職を実現できました。

県庁出身の先生をはじめ
多くの人からアドバイスも

公務員をめざすうえでは多くの方にお世話になりました。一つ上の先輩とは自主的な勉強会を開き、雑談を通しても役立つ話を聞くことができました。就職支援センターの方にもアドバイスをいただいたり、エントリーシートを見ていただいたりしました。また公務員出身のゼミの先生からはいろいろな話を伺い、将来像のイメージを膨らますことができました。そして何より一緒に勉強する同級生たち、同じ目標に向かって頑張る仲間がいたことは心の励みになりました。
大学で身に付けた専門知識、地域の方たちとのかかわり、そうしたことをすべて自分の強みにして、ゼネラルに業務が行える公務員になりたいと思っています。「俯瞰的に物事をとらえる力が大事だ」という先生の言葉も胸に残っています。

就職活動はプロセスも含めて
自己成長のための活動

私は公務員になるために早くから準備を始めました。早めに始める利点は、情報をたくさん得られるところにあります。人それぞれですが、ただ試験に受かればいいということなら試験の数カ月前に勉強を始めてもいいでしょう。しかし就職活動はプロセスも含めて自己成長のための活動ではないかと思います。
なお卒業研究ではイワナについての調査を行い、結果、河畔林の植生をメインにしてまとめることにしました。少し不完全燃焼かなという気もするので、社会人になってからもできる範囲で調査を継続していきたいと思っています。
公立鳥取環境大学の魅力は自然科学と人文科学の両方が学べるところにあります。森林管理のような学びもあれば、生き物の生態についても学べる。その幅広さが特色だと思います。

卒業生からのメッセージ:2021年12月撮影