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村上 晴輝さん

2023年 環境学部卒業(熊本県出身)
水産庁合格

「マグロの国際交渉に当たりたい」
それができる水産庁へ

「マグロの国際交渉に当たりたい」という思いがあり、それができるのが水産庁でした。マグロはとても興味深い魚で、少し前に資源量が落ち込んだこともありましたが、国際交渉を経て現在は資源量が伸びてきている状況です。もともと私は魚が好きで、ゼミも魚について研究できる太田ゼミに入りました。先生の紹介でサケの養殖を手がけている鳥取県西部の水産会社にインターンシップに行ったこともあります。養殖についてはそれまでまったく知らなかったので、とても貴重な経験でした。これについては、官庁訪問の面接時に「マグロの国際交渉がしたい」ということとあわせて、学生時代のエピソードとしてしっかりアピールしました。

ゼミの研究、フィールドワーク、
多彩な経験が就職活動に役立つ

ゼミでは、千代川水系におけるアユの仔稚魚について研究しました。近年アユの資源量が全国的に減少傾向にあり、その原因は何か突き止めたいと考えました。いろいろ試行錯誤しながら研究を進めるうちに、仔稚魚の初期成長と孵化日が生存に影響を与えているのではないかということが見えてきました。こうした研究を通して「魚の視点」とでもいうべきものを意識するようになりました。様々な視点で見ることの大切さに気づいたのです。また環境学部には多くのフィールドワークがあり、その一つひとつが自分の経験値になっています。とにかく大学時代は経験をたくさん積むことが大事です。それは就職活動でも必ず役立ちます。

旺盛な好奇心と知識欲で
まずは行動あるのみ

面接では、英語能力の向上に努めたことも自分の強みとして伝えました。本学の学内には英語村が開設されており、1年生のときから好きでよく通っていました。またアメリカの大学生たちが鳥取に来て一緒に活動する国際交流に参加したこともあります。交流の最終日には学んだことを各自で発表するのですが、彼らは自国の問題と関連づけながら話していて、意識の高さに感心させられました。さらに私は2年生のときに春休みを利用して約1カ月間、沖縄の南大東島に滞在したことがあるのですが、これも刺激的な異文化体験でした。とにかく興味があることは何でも体験してみること、知識欲を大事にすること、そうすれば学生生活が充実します。本学はそれができる大学だと思います。

卒業生からのメッセージ:2023年1月撮影