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徳田 悠希准教授

専門科目:古生物学、深海生物学

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化石が教えてくれる過去の環境

専門は古生物学で、化石についての研究をしています。現在、地球の環境変動が大きな問題となっていますが、未来の環境を予測するためには、過去の環境を知ることが必要です。古生物学は、それができる数少ない方法のひとつです。地層や化石を調べると過去の地球に直接触れることができるんです。鳥取県は化石をたくさん産出する自然豊かな場所です。1・2年次のプロジェクト研究の授業でも、学生と一緒に大学周辺の化石を採集し、過去の地球環境を調べています。

▲学生たちとフィールド調査

サンゴでしらべる地球環境

古生物の中でも特に専門的に研究しているのがサンゴです。あまり知られていませんが、サンゴは温暖な浅い海だけでなく、冷たい海や深海にも生息しています。実は、鳥取の海にもたくさんのサンゴが暮らしているのです。私はそのような冷たい海や深海にすむサンゴを研究し、過去から現在までの地球環境を調べています。最近では、第61次南極地域観測隊に参加し、南極にすむサンゴの調査をしてきました。このようなサンゴはまだまだ分かっていないことだらけですので、私の研究室では様々な研究機器を駆使してその謎を解き明かそうとしています。

▲左:深海に生息するセンスガイ(サンゴ)、右:鳥取沿岸に生息するオノミチキサンゴ

▲南極の海と陸を調査(上:南極の氷山と海氷、左下と右下:南極大陸でキャンプ生活しながら地質調査)

自分を大きく成長させる
たくさんの“新発見”をしてください

世界が驚く新発見を目指して、私のゼミの学生には最先端の研究をどんどんしてもらっています。世界は新しいサイエンスで満ちています。科学の最先端に触れ、新しい知見を発見する、そんなわくわくするような体験をすることで、社会に出たあとも必ず役立つ、多様な視点や知力が磨かれます。そんな新しい世界を切り開いていける学生を育てることが、私の教育の目標なんです。

先生からのメッセージ:2023年2月撮影