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齊藤 明紀教授

【専門】情報工学、情報倫理、インターネット運用技術

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IT技術を前提とした
経営方針を設計できる人材になる

ビジネスシーンでは、AIやIoT、ビッグデータを活用した業務変革の取り組みとして「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉をよく耳にするようになりました。機械などあらゆるものに通信機能が搭載できるようになり、企業の経営陣は、ITを活用することを前提に経営方針を考える時代です。しかし、現実はどうでしょうか。情報システムを活用すべき企業にITを専門とする人材が少ないのではないかと思います。本研究室では、企業内においてもITを道具として的確に活用できる専門知識をもった人材育成を目標にしています。そのため、まず基礎学習として、コンピュータ系の雑誌に載っている経営に関わる記事を題材に、技術用語や時事問題の技術背景を理解します。

自ら努力し、よく考えること
周りの力を借りて大きく成長しよう

これからの社会で必要とされる人材は、一つの専門分野に精通しているだけでなく、プラスαを持つ人です。経営学部として経営についての知識を深めることは必要です。そのうえで、分野を広く捉えてAIや経営情報といった分野も学ぶことで、企業にとって新しい価値のある人材となれると思います。英語や数理的発想などはどの分野に進む際にも活かすことができる力だと思います。多様な力を身に付けることは簡単ではありませんが、自ら努力することを忘れずに取り組んでください。そして、周りの人の力をうまく借りてください。ゼミでは一つの文献をみんなで読み解き、学生同士で意見交換を行いながら考察を深めます。

あらゆる分野で重要になる
ITを活用できる発想力を磨こう

ネットワークのインフラが整い、スマートフォンが普及したことで、消費者はあらゆる生活シーンでITサービスを利用できるようになりました。工場では工作機械が情報を取得し、フローの改善に役立てることもできます。そして、様々なものがつながり新しいサービスが誕生しています。このような新しい発想や、実現するための実行力が必要になります。また、5Gなど大容量のデータ通信インフラもこれから整っていくことで、あらゆる分野でITが活用されるようになります。工事現場の重機を遠隔で操作できれば、人の安全性を確保できますし、手術ロボットを活用すれば外科医がどこにいても手術が可能になります。今後、ITに関する知識はますます重要となってくるでしょう。

先生からのメッセージ:2021年2月撮影