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中野 香織さん

経営学部4年(兵庫県出身)
地域経営分野:倉持ゼミ

「表面的に判断するのではなく
何事も疑ってかかろう」をモットーに

もともと地域や環境といった分野に興味がありました。そこで経営とあわせて、それらについても学べる公立鳥取環境大学へ進学しました。倉持ゼミを選んだのは、地域を切り口に学べることはもちろん、フィールドワークが多く活動的なゼミだと先輩に聞いたからです。ゼミでは、持続可能な地域社会のあり方について研究しています。先生がよくおっしゃるのは、「表面的に判断するのではなく、何事も疑ってかかろう。」ということです。私たちはつい「困っている」「望んでいる」という前提で物事を考えようとしますが、実際に話を聞いてみると地域の実状は千差万別で、決して一括りにはできません。いろいろな視点から見ることで違った側面が見えてくるのです。

少人数の授業だから理解が深まり、
距離が近いからこそきめ細かい指導も

例えば、中山間地域で買い物をする場所も交通手段もなければ、すぐに買い物弱者と決めつけてしまいがちですが、実際は家族や地域で協力し合うなど工夫しているケースもあります。実状を踏まえてこその活性化が求められているわけです。ゼミでは教科書には載っていない、先生の経験に基づいた貴重な話も聞くことができます。先生は学生の意見を尊重し、「みんなの行きたいところに行こう。」とも言ってくださいます。また、これはゼミに限らず多くの授業について言えますが、少人数の授業だからこそ理解が深まり、教職員と学生との距離が近いからこそきめ細かく指導していただけることは、この大学の魅力です。また、先輩からも学びや就職活動に関する様々な情報を聞くことができます。私はそれを参考に公務員試験に向けた勉強も始めています。

多くの出会いを求めて積極的に
自分の環境をつくることが大切

大学では自分の環境をつくることが大切です。私はいろいろな人と仲良くなりたいと思い、「音創部」と「新入生歓迎実行委員会」2つのサークルに所属し、精力的に活動しました。音楽の演奏活動を通してはもちろん、新入生歓迎の行事でも各クラブ・サークルの紹介や学内をガイドする協力スタッフとの連携を通してたくさんの出会いがありました。学びとの新たな出会いも、大学ならではの経験です。1〜2年次のプロジェクト研究では、普段の自分とは関わりのない分野の研究をすることができました。森林の有効活用について学ぶプロジェクト研究では、ログハウスを作るために山を登るといった体験もし、実際に体験するととても楽しかったことを覚えています。大学生活の総仕上げとして、これからは卒業論文に力を入れていきます。テーマに選んだのは「道の駅」です。地域に根ざしたような道の駅と、遠方の人にもわざわざ足を運ばれる道の駅の違いは何だろう。そのような視点で取り上げてみようと考えています。

先輩からのメッセージ:2021年2月撮影