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長本 彩花さん

長崎県公立学校(中学校理科)
教員採用試験合格
環境学部 2020年度卒業 (長崎県出身)

「わかった!」「次も教えて」
子どもたちの笑顔にやりがいを実感

教員を将来の仕事として明確に意識したのは3年次でした。様々な業界の企業のインターンシップを経験し、どれも自分には合わないという印象を抱いていました。いろいろと悩みましたが、小学生のときに私に寄り添ってくれた恩師の影響もあり、教員の道を志すようになりました。教員になると決めてからは、本学が中高生向けに行っている学習支援ボランティア「環スタ」にも参加しました。子どもたちの「わかった!」という顔や、「次も教えて」という言葉が励みになりました。

短い時間を有効活用して勉強
工夫して合格へ一歩一歩前進

今振り返って苦労したなと思うのは、憲法や学校教育法など多くの知識を頭に入れなければならない「教職教養」の勉強です。そこで、バスの移動中、アルバイトの休憩中、授業の合間など、短い時間を有効活用して勉強するよう工夫しました。面接対策は、ゼミの先生に個別や集団での面接練習をしていただきました。本番では通り一遍の質問だけでなく、深く掘り下げるような質問も飛び出しましたが、「面接練習をたくさんされましたか。流暢に話されますね。」と高い評価をいただきました。実は、一次試験の筆記の成績があまり振るわず、落ち込んだときもありました。それを救ってくれたのは、最後まで励ましてくれた両親、そして地元で同じ夢をめざす友人でした。そういった存在を持つことも、モチベーションを持続させる上で大切です。

公立鳥取環境大学での学びが
生涯の財産に

教育実習もまた、かけがえのない学びの連続でした。毎日の授業準備など、慣れていないため朝までかかって指導案を作成したこともあります。そのことが添削を担当してくださる先生の知るところとなり、最後は「ここまでやる人はなかなかいない。」とうれしいお褒めの言葉をいただきました。ある生徒からは「学校に来るのがあまり楽しくなかったけど、先生が来てから楽しくなってきた。」と言われ、胸が熱くなりました。教員には知識だけでなく、生徒の言動を見聞きし、今どういったことを考えているかを察する洞察力や観察力も必要です。私は教師として、生徒たちが「誰かの笑顔のために」という思いやりの心を持てるような指導を心がけていきたいです。公立鳥取環境大学でのたくさんの経験が、教員になっても生かされると思います。

先輩からのメッセージ:2021年2月撮影