ホーム ▶ Myゼミレポート(環境学部) ▶ 嶋田 ひより さん

嶋田 ひよりさん

環境学部4年(福島県出身)
教職課程

環境問題に精通した教員になりたい
その夢があるから頑張れる

近年、環境問題が大きな話題となっているのですが、今の状況を変えるために何をしたらよいのか、誰も明確な答えを出すまでにはいたっていません。公立鳥取環境大学に進学したのは、環境問題について深く学び、しっかりと伝えられるような教員になりたいと思ったからです。教員免許を取得するには、環境学部の卒業要件となる単位にプラスして教職課程の所定の単位を取得する必要があります。また、化学、物理、生物、地学といった全分野の実験を受講しなければなりません。実験では、毎回レポート提出もあり、次の実験までに提出しなければならないので、とても大変でした。その中でも頑張れたのは、地元福島で教員になる夢を実現したいという思いのおかげでした。塾のアルバイトで、大学の授業で学んだことをすぐに生徒に教えることができたのは非常にうれしかったです。大学での学びを生徒の指導に活かすことができ、喜びを感じました。

生徒の反応を予測した模擬授業など
将来役立つ実践的な学びができる

化学、物理、生物、地学といった科目ごとの実験を行ったり、教員採用試験に必要な教職教養の授業を受けています。また専門教科だけでなく、道徳や学級活動の指導法についての授業もあります。将来の学びに直結しているのが、指導案を作成して、生徒の反応をあらかじめ予測して授業を行う「模擬授業」。反応が良いと自信につながりますが、予想もしなかった答えが返ってくると戸惑ってしまいます。先日行った道徳の模擬授業では意見を否定せずに、目的とすべき到達点まで持っていくのに非常に苦戦しました。反対に私が生徒役になって、他の学生の授業を見るのも非常に勉強になります。最後のディスカッションではお互いの良かったところ、悪かったところを率直に話し合うなどしました。教壇に立つ上で必ず役に立つ、実践的な学びが多いのも本学の魅力です。

資格取得やスキルアップのための
サポートプログラムも充実

理科の教員になると実験は必須となります。生徒たちの安全のため、将来的に役立ちそうだと、危険物取扱者乙種第四類の国家資格を取得しました。本学は資格取得のサポートも手厚く、勉強時間も十分に取れました。卒業までには危険物取扱者甲種の国家資格を取得したいと考えています。学生のうちにやってよかったと思うのはアルバイトです。現在、学習支援のアルバイトで中学校に行っています。生徒は言葉ではなく、人を見ているので、信頼関係がないと何を言っても伝わりません。一人ひとりの個性をしっかり把握した上でコミュニケーションを取ることの大切さを学びました。生徒が理科に興味を持ったり、人生において何らかの影響やきっかけが与えられる教員になれるよう、頑張りたいです。

先輩からのメッセージ:2020年12月撮影