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北方 幸さん

(佐賀県出身)
環境学部2年

学校推薦型選抜で合格(2020年度入学)
※受験時は推薦入試

将来は環境について
教えられる理科教員に

私が環境に関心を持ったのは、多くの方に愛されている地元のきれいな海を守りたいと考えるようになったからです。現在は、子どもたちにも環境のことを考えられるようになってほしいという思いから理科教員を目指して学んでいます。教員として子どもたちに教えるには、広い視点から物事をとらえて考える力が必要です。その力を身につけるため、自分が興味のあるものには、積極的に取り組むようにしています。その一つが若桜町の小中学生に勉強を教えるボランティアです。参加して感じたのは、生徒に合わせて指導の仕方を工夫する大変さです。参加している先輩たちが子どもたちとどう接しているかを参考にしたり、生徒が興味を持ちそうな話題についてのワークを進めたり、共通の話題を探してコミュニケーションをとるようにしました。

▲地域の小中学生に勉強を教えるボランティアに参加

学部や学年の枠を超えて学べる
プロジェクト研究

私は視野が狭くなりがちなので、本を読んだり、様々な活動に参加したりすることで、視野を広げていきたいと思っています。特に視野を広げるいい機会だと感じるのはプロジェクト研究です。学部や学年が異なるメンバーで班を組むため、いろいろな意見交換ができます。1年次前期は徳田先生の「南極を知ろう」という研究に参加し、南極にいるコケや藻類が集まって円錐状の形をしているコケボウズという生物について調べました。後期は吉永先生の「スーパーマーケットから覗く流通加工」で、私たちの班では、私の地元である佐賀県と鳥取県における刺身の食感の違いについて研究しました。自分たちで刺身の固さ測定器を自作して圧力を計測しましたが、思うような結果は得られませんでした。でも、挑戦することの楽しさを知るいい機会だったと思います。

▲プロジェクト研究以外にも、フィールド演習なども充実

委員会活動を通して
学外での活動にも参加

他にも、学生EMS委員会に所属し、地域のゴミ拾いや環境美化に関する活動をしています。現在進めているのが、地元新聞社の方と協働して川ゴミの調査をするプロジェクトです。調査は、GPS機能がついた装置を調査対象である千代川の上流から流して、どこに引っかかるかを観測します。引っかかったところにはゴミが堆積していることが分かります。最終的な目標は、堆積している川ごみを軽減する方法を考えること。私たちの代ではプロジェクトを完遂できないかもしれませんが、公立鳥取環境大学を代表する活動として、後輩たちに引き継いでいきたいと考えています。

▲学生EMS委員会では、白兎海岸の清掃活動も実施

▲委員会のメンバーでお花見も楽しみました!

先輩からのメッセージ:2021年9月撮影