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栗栖 哲さん

広島県教員採用試験(中学校理科)合格
2021年度 環境学部卒業(広島県出身)

教員を第一志望にしながらも
幅広く将来を模索できることが魅力

中学のときの部活の顧問が理科の先生でした。野球と勉強の両立で悩んでいた私に親身に対応してくださり、おかげで人生の軸ができたと感じています。そんな生徒が出会う素敵な大人の一人に自分もなりたいと憧れました。高校のとき理科の教員免許が取得できる大学として公立鳥取環境大学のことを知り、興味を持ちました。教員を第一志望としつつ、多様な将来の可能性も模索しながら幅広く学べることが魅力でした。最終的に、教職課程で共に学ぶ仲間たちの存在が大きかったため、教員という夢を貫くことになりました。また全力で応援してくださる先生方、優しく声をかけてくださる職員の方にも支えられ、自分がプラスに伸びていく実感がありました。先生からは個性や笑顔を褒めていただき、さらに伸ばしていきたい長所を見つけることができました。

▲本学まちなかキャンパスで実施している環大スタディ(呼称:カンスタ)

ゼミでは土壌について研究。
その経験を理科教員として生かしたい

採用試験に合格するためには、中学の理科の内容だけでなく、高校の内容も深く知っておかなければなりません。それだけに勉強も大変でしたが、一緒に夢に向けて頑張る仲間がいたからこそ乗り越えることができたと思います。また教育実習では、子どもたちから得られるものの多さに気づき、あらためてこの仕事のやりがいを実感することができました。私は地元広島県の教員採用試験を受けました。面接では、教員になりたい気持ちとあわせて広島で働きたい気持ちについても聞かれました。広島は豪雨による土砂災害の多いところです。私はゼミで土壌に関する研究もしたいと考え、土壌学が専門の先生のもとで学びました。そうした研究に携わった経験も踏まえ、理科教員として土壌の知識を子どもたちに教える教育を通して地域貢献したいという思いについて述べました。

「何でも楽しんでやろう!」
ポジティブであることを常に意識

大学では心技体を充実させるためスポーツにも力を入れました。軟式野球部とソフトボール部に所属し、それぞれ全国大会に出場。仲間たちとコミュニケーションを取りながら楽しんでできたことが一番の財産です。また居酒屋やガソリンスタンドでのアルバイトでは、幅広い世代の人と交流しました。そのことも今後の人生に生かされると思います。私のモットーは「何でも楽しんでやろう!」です。つらいときがあっても、この後みんなで楽しもう。そう考えてポジティブであることを常に意識しています。ずっと野球をやってきたので、そういうところが人一倍強いのかもしれません。もっと計画的に動けばよかったなど思うところはありますが、振り返れば充実した4年間でした。1・2年次は一人暮らしを、3・4年次にはシェアハウスでの共同生活も経験し、よい人生勉強になりました。

卒業生からのメッセージ:2022年2月撮影