ホーム ▶ Myゼミレポート(環境学部) ▶ 米田 虎太郎 さん

米田 虎太郎さん

環境学部(島根県出身)
人間環境分野:山口ゼミ

農村などの魅力を活かした
地域づくりに貢献したい

鳥取県のお寺や養殖場など、普段訪れる機会がない場所にも景観や農産物といった魅力があふれています。しかし、人口減少による過疎化によって、こうした魅力が廃れる傾向にあります。山口ゼミでは、地域の魅力や資源を活かし、地域に人を集めることで地域づくりに貢献する方法について研究しています。地域外の人にとって地域の方は受け入れにくく、地域の方が柔軟であっても交流が進まないことがわかりました。離農や高齢化による担い手不足の問題や、耕作放棄地の拡大などの問題もあり、お互いの理解を深められる取り組みを考えたいと思います。また効率的な農業経営についての科目を履修したり、就農者の育成についての知識を修得し、農産物の生産性向上についての研究も進めています。

▲アグリツーリズムの魅力を調査するために、収穫する大変さや喜びを実際に体験しました

学生同士の交流、先生への相談
小規模だから活発な交流

公立鳥取環境大学は小規模です。学生数も多いとはいえませんが、だからこそ学習、サークル、プライベートも含め学生同士が活発に交流しています。私は地域活動に興味を持つきっかけとなった地域交流部で、キャンパス外へと交流のネットワークを拡大しています。学修で悩んだときは、セミ室の近くに先生の研究室があるからすぐに相談できます。卒業するまでに得意な英語力をさらに磨いて、卒業するまでにTOEIC(R) LISTENING AND READING TEST800点後半を目標にしています。スコアが伸び悩んだ時期がありましたが、英語の先生のところに頻繁に質問に行き、教材借りたり、アドバイスをいただいたり、レポートを添削していただいたりしたおかげで、壁を乗り越えることができました。

「農業」と「英語」を学び
将来めざすべき道を発見

特に貴重な経験だったのがオーストラリアへの留学です。海外の大学での授業で、男女の平等や環境保全、SDGsへの取り組みなどについて学びました。身近なところで物事を考えてしまいがちですが、一度大きな視点で物事を観察し、改めて私たちの生活する社会や地域をよくするためにはどうしたらいいか、考えることが大切だと感じるようになりました。卒業研究のテーマである「農業分野」と得意な「英語」。留学を経験したことで、この2つを活かせる分野に就職することも考えるようになりました。入学当初では想像もしていませんでしたが、様々な経験を通して将来の選択肢を広げることができました。

▲「自分の研究で何が面白いのか」を就職活動でしっかり伝えられるようにしていきます

先輩からのメッセージ:2022年1月撮影