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梅崎 晃一さん

経営学部(福岡県出身)
経営情報分野:齊藤ゼミ

IT化が企業にどのような経営変革を
もたらすかについて研究

IT技術は現代社会において切っても切り離せないものです。特に製造業ではいち早く導入されていますが、経営学の分野においてもIT技術の視点から考えることは面白く魅力的だと感じています。ゼミでは、企業がITを導入して成功した事例や失敗した事例を分析して、ITが企業経営にもたらす変革について研究しています。工場における従業員数を経営的に考えると、人員の削減という判断になるかもしれません。しかし、従業員の動きをGPS管理し、データ分析することによって効率化できれば、生産性向上など新たな可能性が見いだせるのです。日本には限界集落や過疎化が進む地域が数多く存在しています。ITの力をこうした地域にも活かすことで支えていきたいと考えています。そのため地域創生に関する視点と知識も身につけていきたいです。

▲児童・生徒1人に1台のコンピュータと高速ネットワークを一体的に整備する「GIGAスクール構想」など、教育分野のIT化も研究対象です

「地元のために役立ちたい」
きっかけはボランティア

経営学に興味を持ったのは、高校生のときでした。私の地元北九州市は、政令指定都市の中でも人口の減少が激しいところです。商店街でイベントをやったときにボランティアとしてかかわり、行政や店の人たちと深く接するなかで「地域活性化のために役立ちたい」と思うようになりました。そこで公立鳥取環境大学に進学して経営学を学ぶうちに、情報分野に関心を持つようになったのです。最初は「情報が必要なのはIT企業だけでは」と思っていましたが、知れば知るほどどの分野でも必要不可欠なものであることがわかってきました。ITの知識を得ることで違った視点から物事をとらえることができるようになり、それによって経営のやり方も大きく変わります。

企画を考えることが好き。
情報の知識が生かせる人材に

言ってみれば最初は「地域のために何かできればいいな」という漠然とした思いからのスタートでした。そのイメージがより具体化したのは、大学での学びを通してです。経営学部には4つの分野があり、自分が何を学びたいのかを見極めることができます。私はマーケティングなどにも興味があり、プロジェクト研究の授業では鳥取県若桜町の活性化のためのイベント開催に向けて取り組みました。イベントや企画を考えることは好きなので、新入生歓迎会実行委員会の活動では、新入生対象のイベントを自ら企画・運営することにも力を入れています。ITパスポートの資格取得もめざし、将来は情報の知識を生かして経営アドバイスができる人材になりたいです。

▲新入生歓迎会でビンゴ大会の司会をしました

先輩からのメッセージ:2022年1月撮影