経営学部(岡山県出身)
企業経営分野:磯野ゼミ
所属する磯野ゼミと智頭町観光協会が協同し、地域の新商品を開発することになりました。当初の案はお弁当でしたが、より需要が高い「手ぬぐい」を商品化することに決定。最初にデザインに取り組みましたが、磯野先生から折りたたんだ際のデザインの見え方が良くないと指摘をいただきました。改良を加えた後、大学のメディアセンターや学務課の職員のみなさんに協力していただき消費者調査を実施。「かわいい」「手に取ってみたくなる」など様々な意見があり、売れる手ごたえを感じられました。この経験を通して、作り手、販売する企業、消費者など多角的な視点から考えることで、より魅力的な商品を開発できることがわかりました。多角的に見ることは、実はあらゆる分野で必要なことであり、社会で活躍するうえで欠かせないスキルだと思います。
▲完成した「智頭の森てぬぐい」。智頭町観光協会「暮らし屋」と鳥取市まちなか物産店「まちパル」にて販売していただいています
近年、あらゆる産業でSDGsへの関心が高まっています。そのため産業廃棄物の講義を受講しました。産業廃棄物の排出量は想像以上であり、法律でしっかりと基準が定められています。智頭町観光協会と協力した商品開発においても、ただ作るだけではなく、リサイクルできることや環境にやさしい素材を使用することなどについて配慮することができました。「経営」と「環境」は実はとても関連があります。公立鳥取環境大学では相互履修することができるので、より深い学びを実現したい人は、ぜひ環境学部の科目を履修してみてください。そして、新しい知識を得ることの喜びを実感してほしいと思います。
大学生活を充実させる秘訣は、張りつめすぎないことです。私は1年のころ何事にも全力で挑み、自分の体力や精神力が追い付かなくなりました。学修が思うように進まないなど、乗り越えるまでが本当に大変でした。今は、何事もほどほどに、やるべきことの優先順位を決めて取り組むようにしています。また、キャンパス周辺は自然があふれているので、時間があるときは、海に行ってリラックスしています。和太鼓部では、思い切り太鼓をたたくことで気分転換にもなりますし、仲間同士で練習を通して技を磨いたり、刺激し合ったりして、充実した毎日を過ごしています。
▲空き時間や休日を使ってリフレッシュ。波の音に癒される浦富海岸です