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大崎 蓮さん

環境学部(鳥取県出身)

理科を学べば学ぶほど
世界の解像度が上がる

理科の教員を目指して学んでいます。私は中学・高校の頃から理科が好きでした。理科の面白さは「学ぶほどに世界の解像度が上がる」ことだと思います。身の回りの不思議なことに対して、理科を学ぶと説明できるようになります。例えば、ごみを分別するということ一つとっても、ごみがどういう物質でできているかを知ることで、なぜ分別すべきなのかを理解できるようになるのです。
大学では、どうすれば子どもたちが楽しく勉強できるか具体的な方法について学んでいます。そうした「授業づくり」を通して、子ども同士が話し合ったり体験したりすることが大事だと感じています。また子どもは一人ひとり家庭環境などの背景が異なるため、それに合わせた接し方が大切であることも学びました。

地域と連携する力も
教員には必要不可欠

ゼミの先生の紹介で、若者のまちづくり事業の一環として、公民館で働いています。いわばアルバイトのような形の勤務です。そこでホームページの編集やSNSを活用した情報発信、さらに地域の方のためのスマートフォン教室なども担当しています。教員として必要な力の一つに、ただ単に教えるだけでなく、地域と連携する力があると思います。
私が最近やりたいと考えているのは、子どもたちの自習のための環境づくりです。保護者の方から「子どもが勉強する場所を提供してほしい」という依頼があったので、子どもが好きなときに来て宿題や勉強ができる場所づくりをしていきたいです。そうやって地域と連携することで、仕事量の多い教員にとっても負担軽減につながるのではないかと考えています。

周りから背中を押されることで
一歩を踏み出せる

私が様々なことに挑戦できているのは、友人や先生の存在が大きいです。自分からだとなかなか新しいことを始める一歩が踏み出せないものですが、背中を押されることでそれを原動力に動くことができます。だから自分も誰かの背中を押してあげられたら、と考えています。
鳥取は人の結束力が強く、学ぶには最適の環境が整っています。また自然が豊かで、環境について学んだことを実感しやすい土地だと思います。高校のとき先生から「広く浅く」ではなく「狭く深く」知っている分野を持っておくと教員として有利だ、という言葉をもらいました。これからも一生学び続ける中で、そういう教員を目指していきたいです。

先輩からのメッセージ:2023年2月撮影