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林部 公靖さん

鳥取県教員採用試験(中学校理科)合格
2022年度 環境学部卒業(大阪府出身)
卒業後は教育大学の大学院へ進学し、さらに専門性を高めたのち、教員の道へ進みます。

話題が豊富で
人間性に優れた先生に憧れて

教員を目指したのは、中学のときの理科の先生がきっかけです。その先生は話題が豊富で、人間性の素晴らしい方でした。私は人見知りだったので、その姿にとても憧れました。本学を選んだのは、様々な分野の先生から学べることが魅力だったからです。教育実習では、単に担当範囲だけを教えるのではなく、大学の先生の話も参考にしながら生徒に伝えました。子どもたちもきっと面白がってくれたのではないかと思います。子どもたちはこちらの発言を思いのほかよく覚えていて、私があるキャラクターが好きだと言ったら、後でそのキャラクター付きの手紙をもらったことがあります。うれしいと同時に、教員として発言にはくれぐれも気をつけなければと思いました。

生徒一人ひとりとの
関わり方を意識

教育実習で感じたのは、個性の異なる生徒一人ひとりと向き合う難しさです。よくしゃべる子もいれば、おとなしい子もいます。どうしても手間のかかる子の方に時間を割いてしまいがちですが、それではバランスがよくない、というようなことを感じました。ご指導くださった先生からは細かく適切なアドバイスをいろいろいただき、さすが現場の先生はすごいと思いました。話し方、関わり方、そういうものを毎日意識して、試行錯誤を繰り返していました。最後には生徒たちからメッセージ付きの色紙をもらったのですが、教員採用試験の勉強ではそれが大きな励みになりました。

子どもたちに将来
思い出してもらえるような教員に

教職担当の先生の紹介で小学校の非常勤講師をしました。心がけていたのは、なるべく生徒を褒めるようにすることです。褒めることで伸びれば勉強が面白くなります。ただし叱るポイントもしっかり見極めなければなりません。ちゃんとこちらと向き合ってくれるような言葉かけ、立ち居振る舞いに気をつけました。ゼミでは社会心理学について学び、多くの人と関わることで成長することができました。また“遊び”からも得るものは多く、例えば好きなバンドのコンサートに行ったとき、そのMCからも「こうすれば人の心に言葉が届くんだ」というような気づきがあります。こうした経験を自分の糧にして、将来は子どもたちが人生のふとしたタイミングで思い出してくれるような教員を目指しています。

卒業生からのメッセージ:2023年2月撮影