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金 梨花さん

環境学部(大阪府出身)
自然環境保全分野:角野ゼミ

砂漠に関する論文を読み、
河川のモデル化という実験も

私は砂漠に興味があったため、3年前期では砂漠における水の保持に関する論文を読みました。後期では実験に取り組んだのですが、日本で砂漠の実験は難しいことから、先生の研究である河川水質のモデル化のお手伝いをしました。川の水を複数の場所で採取して成分を比較することで、地形の変化や周辺の土壌・植物・岩石などを予測し、モデル化するという実験です。この経験を通して、私たちの生活に役立っている様々なものがいかに多くの実験の積み重ねによって成り立っているかを知りました。

子どもたちに努力することの
尊さを伝えられる教員になりたい

将来は理科の教員を目指しています。もともと人に教えることが好きですし、人が努力する姿を見ることも好きです。だから子どもたちとかかわることで「ちょっと頑張ってみようかな」と思ってもらえるような、努力することの尊さを伝えられるような教員を目指しています。
私自身、高校のとき受験勉強を頑張っている友人や親身になってくれる先生を見て、「頑張るって素敵なことだな」と思いました。また大学に入ってからは「頑張っている人のところに人は集まる」ということも実感しました。コロナ禍で人と関わる機会が減り、毎日があまり楽しくない時期もありましたが、対面授業が再開して頑張る人たちを見ていると「自分も頑張ろう」と思えました。ぜひ、子どもたちにも頑張ることで輝いてほしいです。

科学的な事象が社会や人に与える
影響についても学べる魅力

本学には教科を横断した講義が多いことが魅力だと思います。環境といえばすぐに理科をイメージしますが、理科のことばかりでなく、科学的な事象が社会や人にどのような影響を与えるか、例えば建物を建てるにしても、それが心理面や文化面も含めて周りにどう影響するかについても学ぶことができます。
教職課程で理科の授業を考えたときには、本学で学んだからこそ「理科にプラスアルファの要素も加えるとより面白いのでは」という発想につながりました。例えば遺伝子組換について教えるなら、その仕組みのことだけでなく、それが私たちの生活にどう影響するか、倫理的な問題もあわせて教えられたらと思います。将来よい教員になるためにも、研究にも力を入れて学生生活を送りたいです。

先輩からのメッセージ:2023年1月撮影